![]() 工場長として、製作部の仕事をトータルに見ています。営業部と打ち合わせをし、製作図の作成者をアサインしたり、材料等の発注やスケジュール管理など、実際に工具を持って仕事をするスタッフが、業務を滞りなく行えるように目を配るといった管理職としての仕事がメインになります。ただ成果物の最終的な責任は私にあるわけですから、出来上がりのチェックなどはタイミングをみて随時行っています。難しいのは、やはりスケジュール関連の調整ですね。ものづくりとはやはり人間が実際に手を動かしてなんぼですから、当然ながらスタッフの体調や気分によっても進行は変わってしまいます。また事故や災害の可能性も常に考えなくてはなりません。そうしたことを全て踏まえて、毎日スケジュールを練り直していくのです。 |
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![]() 山英に入社したのは、今から13年ほど前になりますでしょうか。もともと同業で働いてはいたのですが、あるきっかけがあって転職しました。現在のポジションに就いたのは2015年のことなので、工場長としてはまだまだ新人です。思えばこの13年はあっという間でしたね。忙しい毎日でしたが、山英はやればやっただけ評価してもらえる会社なので、ある意味安心して努力を続けてこられた気がします。ですから、これから山英で働いてみたいと考える方には、ぜひそこを伝えていきたいですね。自分で言うのも変ですが、自分は決して賢い方じゃないんです。本当に人の上に立つにふさわしい人間か、今でも自問する毎日です。でも、こんな私でさえ諦めず努力したことはしっかりと認めてもらえました。もちろん、至らない点は課題として心に留めながらも、努力を通じた成長を自分の胸で実感できるというのは、本当に素晴らしいことです。今はいろんな労働環境があって、ある面では社会問題化している部分もあると思いますが、現場で汗を流して、腕を磨き、それがちゃんと自分の人生に豊かさとして返ってくる仕事というのは貴重ではないでしょうか。飛び込んでみてわかったことですが、山英というのはそんな会社でした。 |
![]() 実家がラーメン店を経営していまして、実はその店を継ぐというのも私の人生の選択肢としてあったんですね。でも親父が、やりたいことがあるなら家のことは気にせずやってみろ、という感じの人だったんです。いま思えばそれが本当にありがたかった。そうして背中を押してもらい、デザインやものづくりの世界に飛び込んだんです。ただ、お恥ずかしい話ながら私もお勉強の類はさっぱりのタイプで(笑)。二十歳のとき最初に受けた会社の入社試験では百点満点中8点しか取れなかった(笑)。でもそこの会社の部長さんが、私に何を見込んだのか、ほとんどビリに近い成績の私を採用してくれたんですね。そういう心意気といいますか、いただいたチャンスに何とか応えたいと、がむしゃらにやってきたのが今につながっているのでしょうか。山英に入って13年、やりたいことをやらせてくれた親父にも感謝しつつ、これからも努力を続けていきたいですね。 |
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![]() まだ山英に入社して1年目の頃、現場から帰るトラックを運転していたら、急にタイヤがバーストして立ち往生してしまったんです。首都高だったんですが、路肩に停めて救援を待っていたら、なんと後輪から火が上がりまして(笑)。慌てて車内や荷台から貴重品を降ろしたんですが、まもなくして爆発炎上(笑)。原因はわからないけれど、大事な荷物とトラックを燃やしてしまった事実は変わりません。申し訳ないやら驚くやらでただ茫然と立ちすくんでいたら、当時社長の現会長が、燃えさかる現場に駆けつけてくれまして。どんなに叱られるかと首をすくめていたら、開口一番「無事で良かったな!」。やがて「記念撮影だ」といって燃えているトラックを背景に携帯で写メしてる(笑)。なんて器の大きな人だと思いましたねぇ。 |
![]() そうですね、「動物園」ですかね。とにかく色んなタイプの人がいて、個性が豊かですよね。まさに種の多様性という感じ(笑)。だからときどき、少し引いた目で眺めることもあるんですよ。動物園で檻の外から眺めるように遠くから見てみると楽しいですよね。まあ、でも少し真面目な話をすると、やっぱりみんなキャラクターは人それぞれですから、その人のコンディションとか、表に出てくる感じもそれぞれ違うんですね。私はもう管理監督する立場の人間ですから、この子は今日ちょっと体調がすぐれないのかなとか、ベテランはベテランなりに悩みがあるんだろうなとか、そうした細かいニュアンスをちゃんと感じてあげたいなって思います。 |
![]() 先ほども言ったのですが、私自身がもともと優等生とは真反対の人間でしたから、上手くできなかったり、つまづいたりしている人の気持ちがとてもよくわかります。なぜ、ひねくれることもなく真っ直ぐな気持ちで頑張り続けることができたのか?それはやっぱり、今の仕事、もっと言えば「現場」っていうものに出会えたからなんですね。「現場」に出ると、頑張れば頑張っただけの成果が目に見えて出ます。そして大事なことは、どんなに辛いことでも、いつかは必ず終わるということ。永遠に続く「現場」なんてないですからね。長くてもの週末3日間とか(笑)。撤収したら、また次の「現場」がありますが、それは全く違う世界です。また一から頑張ればいい。そうしてがむしゃらに食いついているうちに、いつのまにか自分の手に職がついてることに気づくんです。自分がバージョンアップした瞬間ですね。それは本当に、幸せな体験ですよ。だから「どんなに辛くても、いつかは必ず終わると信じる」こと。単純ですが、そんな心構えでチャレンジしてみてください。みなさんとお会いできる日を楽しみにしています。 |
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工場長として、製作部の仕事をトータルに見ています。営業部と打ち合わせをし、製作図の作成者をアサインしたり、材料等の発注やスケジュール管理など、実際に工具を持って仕事をするスタッフが、業務を滞りなく行えるように目を配るといった管理職としての仕事がメインになります。ただ成果物の最終的な責任は私にあるわけですから、出来上がりのチェックなどはタイミングをみて随時行っています。難しいのは、やはりスケジュール関連の調整ですね。ものづくりとはやはり人間が実際に手を動かしてなんぼですから、当然ながらスタッフの体調や気分によっても進行は変わってしまいます。また事故や災害の可能性も常に考えなくてはなりません。そうしたことを全て踏まえて、毎日スケジュールを練り直していくのです。
あなたが山英を選んだ理由は?
山英に入社したのは、今から13年ほど前になりますでしょうか。もともと同業で働いてはいたのですが、あるきっかけがあって転職しました。現在のポジションに就いたのは2015年のことなので、工場長としてはまだまだ新人です。思えばこの13年はあっという間でしたね。忙しい毎日でしたが、山英はやればやっただけ評価してもらえる会社なので、ある意味安心して努力を続けてこられた気がします。ですから、これから山英で働いてみたいと考える方には、ぜひそこを伝えていきたいですね。自分で言うのも変ですが、自分は決して賢い方じゃないんです。本当に人の上に立つにふさわしい人間か、今でも自問する毎日です。でも、こんな私でさえ諦めず努力したことはしっかりと認めてもらえました。もちろん、至らない点は課題として心に留めながらも、努力を通じた成長を自分の胸で実感できるというのは、本当に素晴らしいことです。今はいろんな労働環境があって、ある面では社会問題化している部分もあると思いますが、現場で汗を流して、腕を磨き、それがちゃんと自分の人生に豊かさとして返ってくる仕事というのは貴重ではないでしょうか。飛び込んでみてわかったことですが、山英というのはそんな会社でした。
あなたの成長は?〜Before and After SANEI〜
実家がラーメン店を経営していまして、実はその店を継ぐというのも私の人生の選択肢としてあったんですね。でも親父が、やりたいことがあるなら家のことは気にせずやってみろ、という感じの人だったんです。いま思えばそれが本当にありがたかった。そうして背中を押してもらい、デザインやものづくりの世界に飛び込んだんです。ただ、お恥ずかしい話ながら私もお勉強の類はさっぱりのタイプで(笑)。二十歳のとき最初に受けた会社の入社試験では百点満点中8点しか取れなかった(笑)。でもそこの会社の部長さんが、私に何を見込んだのか、ほとんどビリに近い成績の私を採用してくれたんですね。そういう心意気といいますか、いただいたチャンスに何とか応えたいと、がむしゃらにやってきたのが今につながっているのでしょうか。山英に入って13年、やりたいことをやらせてくれた親父にも感謝しつつ、これからも努力を続けていきたいですね。
山英エピソードを1つだけ教えて!
まだ山英に入社して1年目の頃、現場から帰るトラックを運転していたら、急にタイヤがバーストして立ち往生してしまったんです。首都高だったんですが、路肩に停めて救援を待っていたら、なんと後輪から火が上がりまして(笑)。慌てて車内や荷台から貴重品を降ろしたんですが、まもなくして爆発炎上(笑)。原因はわからないけれど、大事な荷物とトラックを燃やしてしまった事実は変わりません。申し訳ないやら驚くやらでただ茫然と立ちすくんでいたら、当時社長の現会長が、燃えさかる現場に駆けつけてくれまして。どんなに叱られるかと首をすくめていたら、開口一番「無事で良かったな!」。やがて「記念撮影だ」といって燃えているトラックを背景に携帯で写メしてる(笑)。なんて器の大きな人だと思いましたねぇ。
あなたにとって山英とは?
そうですね、「動物園」ですかね。とにかく色んなタイプの人がいて、個性が豊かですよね。まさに種の多様性という感じ(笑)。だからときどき、少し引いた目で眺めることもあるんですよ。動物園で檻の外から眺めるように遠くから見てみると楽しいですよね。まあ、でも少し真面目な話をすると、やっぱりみんなキャラクターは人それぞれですから、その人のコンディションとか、表に出てくる感じもそれぞれ違うんですね。私はもう管理監督する立場の人間ですから、この子は今日ちょっと体調がすぐれないのかなとか、ベテランはベテランなりに悩みがあるんだろうなとか、そうした細かいニュアンスをちゃんと感じてあげたいなって思います。
若い世代へ向けてリクルートメッセージを!
先ほども言ったのですが、私自身がもともと優等生とは真反対の人間でしたから、上手くできなかったり、つまづいたりしている人の気持ちがとてもよくわかります。なぜ、ひねくれることもなく真っ直ぐな気持ちで頑張り続けることができたのか?それはやっぱり、今の仕事、もっと言えば「現場」っていうものに出会えたからなんですね。「現場」に出ると、頑張れば頑張っただけの成果が目に見えて出ます。そして大事なことは、どんなに辛いことでも、いつかは必ず終わるということ。永遠に続く「現場」なんてないですからね。長くてもの週末3日間とか(笑)。撤収したら、また次の「現場」がありますが、それは全く違う世界です。また一から頑張ればいい。そうしてがむしゃらに食いついているうちに、いつのまにか自分の手に職がついてることに気づくんです。自分がバージョンアップした瞬間ですね。それは本当に、幸せな体験ですよ。だから「どんなに辛くても、いつかは必ず終わると信じる」こと。単純ですが、そんな心構えでチャレンジしてみてください。みなさんとお会いできる日を楽しみにしています。。